- パソコンを買い替えたときのデータ移行のやり方は?
- データ移行するときに気を付けることは?
- 簡単なデータ移行の方法を教えて!
はじめに
今回はパソコンのデータ移行について解説します。
新しくパソコンを買うと当然ですが前に使っていたパソコンのデータは何も引き継がれません。前に使っていたソフトやアプリを使いたいときにはデータ移行という作業が必要になります。このデータ移行に面倒なイメージを持っている方も多いと思いますが、実はデータ移行には簡単で安全に終わらせることのできる手順があります。
パソコンの設定等に苦手意識のある方でも簡単、安全に作業ができるような手順を説明しているので、是非最後までご覧ください。
データ移行以外のパソコン購入後にやるべき初期設定については、こちらの記事で詳しく説明しています。
>>【簡単にできる】パソコン購入後に初期設定として最低限やるべきこと
執筆者情報
この記事は関西電力グループ PC next運営担当が執筆しています。
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サイトを見るデータ移行前に知っておくこと
古いパソコンにインストールしていたアプリは移行できない
写真や音楽等のファイルは移行することができますが、インストールしたアプリは基本的に移行することができません。具体的なアプリとしては、Microsoft EdgeやMicrosoft Office(Office365等でを契約している場合は別)、年賀状ソフト(筆ぐるめや筆王)等が挙げられます。
機種によりますが、新しいパソコンにMicrosoft Officeや年賀状ソフトが搭載されていない場合は、各自で購入する必要があります。
Windows転送ツールは使用できない
Windows10やWindows11のデータ移行では、Windows転送ツールを使用することができません。Windows転送ツールとは、Microsoft社が提供するデータ移行手段です。手軽にデータを移行できる点が魅力的だったのですが、Windows8.1以降使用できなくなりました。Windows10であっても使用可能と説明しているサイトもありますが、実際は使用できないので注意が必要です。
データ移行の作業中にパソコンの電源を切らない
データ移行の作業中にパソコンの電源が切れると、データが破損する可能性があります。
特にノートパソコンの場合、データ移行作業中はACアダプターにつなぎ、充電をしながら作業を行ってください。
データ移行前にしておくべきこと
データを整理をしておく
データ移行するのには時間がかかります。データ移行をスムーズに進めるために、あらかじめ必要なデータと移行する必要のないデータを整理しておきましょう。
ログイン情報などを整理
サイト等にログインするためにユーザ名やパスワードを入力する必要がありますが、パソコンが記憶してくれており、自動で入力してくれることがあります。
ただ、新しいパソコンになると最初から自動入力はできません。そのため、ログインに必要な情報をあらかじめメモするなどして整理しておきましょう。
データ移行に必要な時間を十分に確保しておく
データ移行には時間がかかります。パソコンのスペックによっては、1日以上かかる可能性もあります。
パソコンが使えない時間が続く可能性を考慮して、データ移行に必要な時間十分にを確保しましょう。
データ移行の方法を解説
データ移行の方法は複数存在しますが、今回は下記の2つを説明します。
- 外付けデバイスを使う方法
- OneDriveを使う方法
2つとも丁寧に手順を説明していくのですが、外付けデバイスを使う方法はより簡単に作業を進めていくことができます。
そのため、基本的には外付けデバイスを使う方法を試して、ダメだった場合や外付けデバイスが使えない場合は2つ目のOneDriveを使う方法を試してみることをおすすめします。
外付けデバイスを使う方法
特徴
外付けデバイスとは、HDDやSSD、USB等の記憶デバイスを指します。
古いパソコンから外付けデバイスにデータを移し、外付けデバイスから新しいパソコンにデータを移すという流れになります。
注意点
移行するデータの量によっては手間がかかることがある自宅にUSB等の外付けデバイスをお持ちの方は多いと思います。基本的には外付けデバイスでサクッとデータを移行することができますが、移行したいデータの量が手持ちの外付けデバイスの保存可能量を上回る場合、少し手間がかかります。
古いパソコンから外付けデバイスにデータを移し、外付けデバイスから新しいパソコンにデータを移すという作業を何往復も行うことになる可能性があります。
面倒を避けるためにも、新たに大容量の外付けデバイスを購入するかOneDriveを利用することをおすすめします。
手順
今回はUSBメモリを使用してデータを移しますが、HDDやSSDでも構いません。お手元に準備した上で進めて下さい。
|古いパソコンのデータをUSBに移す手順
1.古いパソコンにUSBメモリを挿します。機種によってはこのような画面が表示されることがあります。
2.エクスプローラーを起動します。
3.USBメモリが正しく接続できている場合、PCというタブを開くとデバイスとドライブの欄にUSBドライブが表示されています。(または左側にUSBドライブと表示されています。)
4.データの移行に取り掛かります。古いパソコンからUSBメモリに移したいデータを選択します。複数のデータを移す場合にはキーボードの「Crtl」キーを押しながらクリックすると楽に複数のアイテムを選択できます。
5.移したいデータを選択し終えたら、そのままUSBドライブにドラッグ(クリックしたまま引っ張って目的地で放すこと)します。
6.USBメモリを取り外します。タスクバーにある「^」をクリックします。
7.USBメモリのマーク(ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す)をクリックします。
8.USB Flash DIsk の取り出しをクリックします。完了です。USBメモリを抜きます。
USBメモリをそのまま抜いてしまうとデバイス内のデータ破損に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
USBのデータを新しいパソコンに移す手順
1.新しいパソコンにUSBメモリを挿します。機種によってはこのような画面が表示されることがあります。
2.エクスプローラーを起動します。
3.USBメモリが正しく接続できている場合、PCというタブを開くとデバイスとドライブの欄にUSBドライブが表示されています。(または左側にUSBドライブと表示されています。)
4.データの移行に取り掛かります。USBメモリから新しいパソコンに移したいデータを選択します。複数のデータを移す場合は、「Crtl」を押しながらクリックすると楽に選択できます。
5.移したいデータを選択し終えたら、そのままPC内の特定のファイルにドラッグ(クリックしたまま引っ張って目的地で放すこと)します。
6.USBメモリを取り外します。タスクバーにある「^」をクリックします。
7.USBメモリのマーク(ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す)をクリックします。
8.USB Flash DIsk の取り出しをクリックしてUSBメモリを抜きます。
USBメモリをそのまま抜いてしまうとデバイス内のデータ破損に繋がる恐れがあるので注意が必要です。
OneDriveを使う方法
特徴
OneDriveとは、Microsoft社が提供するクラウドストレージです。クラウドストレージは、オンライン上に存在するハードディスクのような存在です。決まった容量のデータを保管しておくことができるので非常に便利です。
OneDriveは無料で5GB分のクラウドストレージを使用することができます。ただし、OneDriveを使うにはMicrosoftアカウントを作成する必要があります。
Microsoftアカウントかローカルアカウントか見分ける手順
1.「スタート」から「設定」を選択して「アカウント」をクリックします。
2.「ユーザー情報」が表示されます。アカウント画像の下にメールアドレスが表示されていた場合は、Microsoftアカウントです。それ以外の場合は、ローカルアカウントです。
Microsoftアカウントの作成方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
>>【パソコン初心者でも簡単】Microsoftアカウントの作成方法
OneDriveでデータを移行する場合、クラウド上のデータを移行するだけ(方法によっては自動で移行)なので外付けデバイスを用意する必要はありません。
ただし、先程も説明したようにOneDriveは5GBまでしか無料で使用できないため、5GBを越えるデータを移行する際には、同じくMicrosoft社が提供するOffice365という有料ツールを利用することになります。
Office365は、Microsoft社が提供するOfficeソフト等が使えるようになるツールです。そのツールの中にはOneDriveも含まれています。OneDriveが1TB分使用できるようになるので、一般的な方のデータ移行であれば問題なく行えるでしょう。
「有料ツールを使うのはちょっと・・・」と思う方に朗報です。Office365には1ヶ月無料試用版も存在します。データ移行の際に使ってみて、データ移行終了後は使わないなと感じたら解約するという手もあります。Office365自体、非常に便利なのでおすすめです。
Office365については、コチラから。
手順
|OneDriveを初めて使う場合の手順
OneDriveを使用したことがある方は、次の「古いパソコンのデータをOneDriveに移す手順」をご覧ください。
1.「スタート」からアプリ一覧を開き、「OneDrive」をクリックします。
2.「OneDriveを設定」が表示されるので、Microsoftアカウントに登録したメールアドレスとパスワードを入力します。
3.そのまま設定進めていきます。個人情報を許可するか等の設定が表示されますが、どちらを選んでもOneDrive使用時に大きな問題はないので好きな方を選んで下さい。
4.「フォルダーをバックアップ」が表示されます。デスクトップやドキュメント等、それぞれを自動でバックアップを取るか選択できます。必要なファイルだけバックアップを取りたいという方は、チェックを外して次に進みます。
5.「OneDriveについて理解を深める」が表示されます。必要のない方は、バツを押しても問題ありません。完了です。
古いパソコンのデータをOneDriveに移す手順
必要なデータだけを移したい方はこちらの手順を参考にして下さい。
自動でバックアップする設定の方は、次の「OneDriveのデータを新しいパソコンに移す手順」をご覧ください。
1.エクスプローラーを起動します。
2.左側にOneDriveと表示されていることを確認します。
3.OneDriveに移したいデータを選択します。複数のデータを移す場合はキーボードの「Crtl」キーを押しながらクリックすると楽に選択できます。
4.移したいデータを選択し終えたら、そのままOneDriveの特定のファイルにドラッグ(クリックしたまま引っ張って目的地で放すこと)します。
OneDriveのデータを新しいパソコンに移す手順
1.新しいパソコンでMicrosoftアカウントにログインします。
Microsoftアカウントにログインしていない方には、このような画面が定期的に表示される傾向にあります。
2.同期が始まります。
3.同期が完了したら、エクスプローラーを起動します。
4.このようになっていればデータ同期が完了しています。使用頻度の高いファイルであれば、PC(パソコン本体)に保存しておくことをおすすめします。PCに保存する手順は、OneDriveの古いパソコンのデータをOneDriveに移す手順の逆バージョンで、OneDrive内にあってPCに保存したいファイルを選択します。
選択し終えたら、PCの特定のファイルにそのままドラッグ(クリックしたまま引っ張って目的地で放すこと)します。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。今回は、パソコンのデータ移行の方法について紹介しました。
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